
自邸が住宅雑誌住まいの設計に掲載されました。
今回は自邸ということもあり、土地購入の経緯からの資料も
たくさんありましたので、家づくりの過程も掲載させてもらいました。
家は買うものでないのではなく建てるもの。
土地も買うものではなく手に入れるもの。と思っています。
私が手に入れた生まれて初めての土地には、
なんとも頼りない築40年前の平屋の家が建っていました。
床はベコベコ、柱や土台は半分以上虫にやられていました。
でもなんとも愛おしく感じられた古家でした。
スケベ心と言うか好奇心と言うか?
この古家を一度再生してみようと思ってしまいました。
6畳の小部屋を私の事務所に、その他は妻が趣味で時々自宅で
やっていた手作り雑貨の販売会を週末だけの雑貨屋として
再活用しようということになりました。
しかも、1年程度の期間限定のお店にしようということになり、
だから、なるべくお金は掛けないで(掛けられない。)
自主工事で進めました。
はじめは簡単にと思っていても、どうしてものめり込んでいってしまいます。
雑貨屋オープンから3ヵ月後には、保健所の検査も取って
カフェをオープンさせてしまいました。たくさんの方が来てくれました。
足立区の雑貨屋さんと一緒にやった『ちょこっとカフェ』というイベントでは
ネット上の宣伝と手書きのビラ配りだけだったので、
どれくらいの方が来てくれるのか?心配でした。
しかし、当日はオープン前には30人以上の行列ができていて
近所の方は『何があるの?』目を白黒。
8畳しかない雑貨スペースに30人以上の人であふれかえりました。
遠くは大阪から来てくれた方もいらしゃいました。
1日目で多分200人以上の人が何もない普通の住宅街に、
それも手作り雑貨が置いてあるだけの8畳ほど小さなスペースを
目指して来てくれました。
多分、全てが新しかったからだと思います。
壊れそうな家をお店にしたこと。
宣伝方法。
商品の仕入れ方。
陳列の方法。
カフェのスタイル。
どれも、単純化されていて、
誰ものがやろうと思えばできそうな方法です。
インターネットの普及も追い風でした。
ネットのおかげで、クチコミの速度が倍増されたと感じました。
しかも、画像まで配信することができます。
いま思えば、ソーシャルネットワークの原型なのではないかと思います。
今はない古家に、たくさんの体験とコミニュティーの作り方を
教えてもらったような気がします。
住宅を作るにあったて、ハード的な要素はもう出尽くしてしまっていて、
例えば、健康住宅をつくるとか、地震に強い家をつくるとか。
今の技術であれば、ある一定以上の住宅はどこの工務店でも
作れるようになって来ました。
これからの僕らが目指す家づくりはソフト面を充実させた。
コンセプトをもって実践できるような家が作られるべきだと思っています。
その住宅街にたった1軒の家があるだけで。
または1軒のお店があるだけで。
その住宅街を活性化して、街全体変えることもできると思うようなりました。
コミニュケーションの手法と家とすごく小さな地域との交流を通して
活性化するためのデザインをしていきたいと感じています。
『住まいの設計編集部』の方には単純に綺麗な家が掲載されるだけでなく
7年にも及ぶ家づくりを非常にコンパクトに記事にしていただき
ありがたく思っています。
これからも、スモールコミニュティデザインを実践しなが地域活性とは?
自問自答しながら新しい住まいのあり方を考えていきたいと思います。
全国の書店で販売していると思います。
是非読んで下さい。
この本を雑貨カフェ『Tree-B』でも販売します。おまけが付くようです。
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