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津波に強い木の家を考えよう!

大震災が起きてから、毎日毎日考えている。
津波に強い木造住宅って出来るんだろうか?
『阪神・淡路大震災』の時は木造住宅の崩壊がたくさんあった。
倒壊した建物は、構造的な欠陥や古い建物がほとんどで、
その教訓を生かした建て方が浸透してきた。その成果がでたのか?
今回木造住宅の被害は少ないような気がしました。
実際、私の実家(仙台の長町)は名取川と広瀬川に囲まれた三角州の地形です。
ですから、地盤はそれほどよくなく、30年前の宮城県沖大震災の時も
同じ仙台市内でも被害が大きかったと感じていました。
今回震災後、近所の木造住宅を見て回りましたが、
古い家の破損は確かにありましたが、
20年ぐらい前の建物でもそれほど損傷はないと感じました。
地震に対する家づくりは一定の成果は達成したと思います。
しかし、津波となると話はべつです。
木造住宅が10m以上の大津波に耐えられか?といえばそれは無理です。
でも少なくても2mぐらいの津波に耐えられる木造住宅は可能な気がします。
今回の津波でも九十九里で、津波に耐えた木造住宅が報道されていました。
そこにヒントがあると思います。
ありがた迷惑かもしれませんが、
津波に強い木造住宅の計画をまとめて被災地の建設関係の方に送ろうと思います。
しかも、津波で家を流された方で、無一文状態の方もたくさんいると思います。
そんな方でも無理なく家がつくれるように、
『笑う家』のスペシャルプロジェクトとして提案したいと思います。
政府の補助を当てにしますが、
自己借り入れ500万から800万で建設できるように計画提案したいと思っています。
それをベースに地元の建設関係の方とつくり上げていただきたいと思っています。

閖上や若林区の荒浜は子供のころよく行ったところだし、南三陸の方も海水浴に行きました。
思い出の場所をもう一度復活してほしい思いです。


※『笑う家』とは住工房傳の超ローコスト住宅の呼び名です。

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Commented by 逆流亭こと石井です at 2011-04-05 13:01 x
今はある意味、建築家の存在意義を問われている時だと思います。
頑張ってください。
Commented by denzo at 2011-04-09 07:34 x
本当にそう思います。そして、日本人一人一人が真価を問われていると思います。がんばりましょう。
by jyu_den | 2011-04-03 03:44 | 日々のこと | Comments(2)

まず素敵な暮らしがあって、そこに寄り添うような心地のいい家を創りたいと思っています。住工房傳(建築設計事務所) 代表 星哲郎のお知らせと思うこと。


by jyu_den
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