『山田孝之の東京都北区赤羽』
2015年 03月 24日
週末の深夜放送なのだが、簡単にあらすじを言うと役者に行き詰った
山田孝之が赤羽を舞台にした漫画『ウヒョッ! 東京都北区赤羽』に
感銘を受けて赤羽に住み始める。
ドラマというよりドキメンタリーという感じです。
山田孝之が一般の赤羽の住民とふれあいながら、
役者としての自信と自分を取り戻していくという内容です。
わたしも赤羽にはものすごく思い入れがある街です。
設計事務所に働き始めて2年が経ち、
毎日のように所長に怒られ、
自分は設計には向いていないのでは?と思っているとき。
赤羽のオフィスビルを受注して社内設計コンペがおこなわれました。
たまたまシンプルな形の案を出した自分の案が採用され担当することに。
そこからが自分と赤羽の出会いです。
約2年間。赤羽に通うことになってしまいます。
自分は事務所に入って、まだ自分がやったぞーと言う建築もなく
このビルを納めたらやめて実家にでも帰ろうかぁ~なんて思っていました。
そんなこんなで何とかビルも完成という時に
近所でデザイナーズマンションを建てたいという人がいて
是非、うちの設計事務所を紹介してほしいという連絡がありました。
受注すれば、うちの事務所としては過去最大規模の建築になります。
設計は事務所のほぼ全員で企画から設計に入ります。
最終的には担当は私に。さらに約3年間赤羽に通うことになります。
近隣交渉や公的機関の融資を受けていたのでその検査の段取りなど
初めてやることばっかりで、本当に胃が痛くなることの連続でした。
この番組を見ていると懐かしい場所が放送されます。
第8話に山田孝之の友達の綾野剛がとあるビルのマネキンを見に行くのだが
そのビルの1階にお世話になった方の設計事務所があったり。
第4話では自分もよく通ったアーケード街で山田孝之がナンパ強要されたり
自分でも思い出の場所がたくさん出てきます。
この番組を見て、赤羽っていう町は悩んでいる人を温かく受け入れて
温かく送り出してくれるそんな街なのかも。
そして、自分が担当した赤羽のマンション『碌山TM2』は
第2回北区の景観賞を受賞することになりました。
このときは本当にうれしかったです。
今週末に『山田孝之の 東京都北区赤羽』は最終回です。
山田孝之という役者を大好きなりました。
画像はデザイナーズマンション『碌山(ろくざん)TM2』です。
以前所属していた事務所結い設計のページ☆
東京都北区の景観賞のページ☆
by jyu_den
| 2015-03-24 00:11
| 日々のこと
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